液化自動車事業

LPGバイフューエル車

LPGバイフューエル車とは、LPガスとガソリンの2つの燃料系統を、適切にコンピュータ制御する自動車です。

LPGバイフューエル車とは

環境保全に対する意識の高まりから、大きく変化しつつある自動車を取り巻く環境。そんな中で、次世代の代替エネルギーとして注目を集めているのがLPガスです。門倉商店では、グリーンでエコノミカルなこのエネルギーの特性に早くから着目し、ガソリンエンジン車をLPガス車に燃料転換する改造システムの開発に取組み、多くの実績を上げています。

LPGバイフューエル車とは

3つの大きな利点

1. 燃料経費を大幅に削減

LPGバイフューエル車を採用することは、非常に大きな利点があります。LPガス(オートガス)の価格は、レギュラーガソリンの6割程度と非常に安い価格になっていることから、ガソリンからLPガスに切り替えれば燃料経費を約40%削減できます。

2. 環境に優しい

LPガスは、ブラックカーボンなどの浮遊粒子状物質(SPM)の他にも、大気汚染の原因とされる窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)をほとんど排出しないため、とくに都市部の自動車交通に因る大気汚染防止の最も現実的かつ容易な選択肢として、世界各国の年でLPG車の導入が進められています。

3. 航続距離が長くなる

LPガスは、ブラックカーボンなどの浮遊粒子状物質(SPM)の他にも、大気汚染の原因とされる窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)をほとんど排出しないため、とくに都市部の自動車交通に因る大気汚染防止の最も現実的かつ容易な選択肢として、世界各国の年でLPG車の導入が進められています。

災害時に活躍したLPG車

2011年3月11日 東日本大震災直後

東日本大震災発生直後、東北・関東の被災地域において、製油所の被災による生産量の減少と需要家のパニックに起因する買いだめ等により、主要な自動車燃料であるガソリンと軽油の一時的な供給不安が発生し、特に支援物資等を運搬する物流部門に対し、大きな影響を与えました。

一方、LPガスを燃料とするLPG車については、燃料の供給が相対的に安定しており、タクシーや配送車等にも特に支障なく供給を継続することができたため、大きな混乱は発生しませんでした。震災直後の東北4県におけるタクシーの走行距離は前年比でおよそ1割以上増加し、特に宮城県では130万km(地球約33周分)以上増加するなど、人員・物資輸送の両面でLPG車のタクシーが大いに活躍したことが分かります。

輸送用燃料を特定の燃料だけに依存することは、災害時のセキュリティにとって大きな不安定要因となります。いざという時に備え、自動車用燃料の分散化を促進するためには、普段からLPG車を一定割合で保有するなど、事前の対策が必要です。

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